高齢になると避けられないと思われる認知症。今後日本では、60歳以上の人の5人に1人が認知症になるのではないかと言われています！恐いですね。「たけしのみんなの家庭の医学」でやっていたので、自分のためにもまとめます。

認知症の初期に起きるのが、まだらボケなどと言われる、まだらに認知機能が低下する症状。脳のＭＲＩをとると、脳に小さな白い部分が点々と出来ています。このことから、「白質病変」と言われています。

これは、脳の細い血管が硬くなり血流が滞って出来るもの。脳の深い部分の神経線維の動きが低下し、情報が伝わらなくなり、記憶力がにぶります。物忘れも激しくなり、やがて認知症となってしまいます。

脳に「白質病変」の部分が増えると、症状としては、
（１）まだら物忘れ（=記憶力、判断力、計画力、空間認識力のどれから低下する）
（２）よくつまずくようになる　
（３）食事どきに咳き込む

この「白質病変」、ひいては認知症の予防のひとつとなるのが、食事と運動。

◆運動は、1日30分のウォーキング（散歩）が必要とのこと。

◆そして食事は、一言でいうと「地中海料理」がいいそうです。「地中海料理」とは、とても予防にいい食材を使っているそうです。たとえば、
　・オリーブオイル（オイレン酸がたっぷりある）
　・魚介類を良く使う（青魚）
　・くるみなどのナッツ類も使われる
　・野菜をたくさん使う

つまり、動脈硬化や高血圧、そして糖尿病などを防ぐような食事がいいんですね。
この「地中海料理」の食材を、私たちの毎日に取り込めそうなレシピも紹介されていました。

＜簡単な地中海料理風レシピ＞

サラダ・・・生野菜に、ツナとひよこ豆をプラスする。

　　　　ドレッシングは、マヨネーズ＋レモン＋オリーブオイル＋塩こしょう少し
　　　　★パンにも、バターでなくオリーブオイルをつけるといい。

パスタ（野菜とあさりのボンゴレ風）
　　　　　　・野菜（パプリカやピーマン他）をオリーブオイルで炒める。
　　　　　　　→そこにあさりを加え、白ワインをかけて、蒸し煮にする。
　　　　　　　→パスタとあえる。
　　　　　　★あさりでなくて、他の魚介類でもＯＫ

簡単パエリア
　　　・オリーブオイルで野菜を炒める。塩こしょうし、カレー粉（少量）を足す。
　　　　　→米を洗わずにいれる。
　　　　　→焼いたサンマまたは好きな魚や、エビ、カニなどとトマト缶・コンソメ

　　　　　　　スープを入れて、コトコト煮る。
　　　　・付け合せに、ひよこ豆入りサラダや、コーンスープなど。

他に、少しの赤ワイン（ポリフェノール）、野菜や果物もいいようです。
地中海料理は、日本食にも似ていると言われます。お肉はやや少なめです。
しっかり日本料理を食べるのも、認知症予防にはいいのではないかという専門家もいます。ただ白米の食べ過ぎや、塩分の取り過ぎには注意をしたほうがいいようです。

また生活習慣も大事なようです。規則正しい生活をしたいものですね。

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